Web開発会社に転職して営業がやりたい!Web開発会社の求人に受託営業って書いてあるけど受託営業って何?
こんにちは。てあもとんです。
Web会社で受託営業をしている私がWeb開発会社の営業の種類の全体像、受託営業って何?という疑問にお答えします。
Web開発の受託営業に転職を考えている人、求人広告を見ている人、エンジニアやSES営業からのジョブチェンジを考えている人に見てもらえればと思います。
目次
- Web開発の受託営業はどんなもの?何をするの?
- そもそもWeb開発とは何?Web制作と何が違うの?
- Web開発の受託営業とはどんなもの?
- Web開発企業へ転職する際の注意点
1.Web開発の受託営業はどんなもの?何をするの?
WEB開発の営業には大きく分けて4つの形態があります。
1-1.自社ITサービス営業
1-2.パッケージ営業
1-3.受託営業
1-4.SES営業
1-1.自社ITサービス営業
自社のITサービスを顧客に売る営業です。ユーザーが個人(BtoC)でスマホアプリの場合などはマーケティングの仕事が中心のため、いわゆる営業はあまり必要無いかもしれません。
対企業(BtoB)の場合は必要になります。有名所だとサイボウズ、Green、Freeeなどです。自社ITサービスの営業は、有形商材の営業です。
1-2.パッケージ営業
自社で開発したシステムをパッケージとして販売する営業です。
どこの会社でも必要となるような機能が全部詰まったものを販売します。
既に完成しているものを販売しますが、多少のカスタマイズは行うため、何ができるかできないか、カスタマイズできるかできないか細かく把握する必要があります。
パッケージ営業も有形商材の営業です。
1-3.受託営業
システムを作って欲しいという企業を探し出し、要望に合ったシステムを開発する営業です。上記のような他社が作ったパッケージをカスタマイズして開発することもありますが、多くは0からその会社向けにオーダーメイドで作ることが多くあります。
お客様はなぜシステムを開発して欲しいのか、どうすれば悩みが解消されるのか、課題を聞き出すヒアリング能力。
お客様の悩みを解消するには何が実現できればいいのか考える考察力とそれを伝える提案力。
基本的にパッケージ販売よりも金額が高いため、何が実現できてどんなベネフィットがあるのか、どんな不満が解消されるかを伝える説得力も必要です。
モノが無い状態から営業するため無形商材の営業に分類されます。
1-4.SES営業
IT業界以外では耳にすることはまずありませんが実は一番多いのがSES営業です。SES営業とはSystem Engineering Serviceの頭文字を取ってSES(エス・イー・エス)営業と呼びます。
客先常駐型業務委託契約なのですが、イメージ的には人材派遣や出向契約のようなものです。
SES営業には色々と闇があるためどちらかというと悪いイメージが多い、でも安定して儲かるそんな無形商材営業です。
2.そもそもWeb開発とは何?Web制作と何が違うの?
Web開発とはChrome、Internet ExplorerといったWebブラウザと呼ばれるもの上で動くシステムを開発することです。
Webブラウザで動くものだからWebアプリ開発、スマホで動くものはスマホアプリ(ネイティブアプリ)と言います。
ただ、スマホのWebブラウザ(Chrome、Safariなど)で動くアプリはWebアプリです。
その他、パソコンで動くPCアプリ開発や、1960年台のスパイ大作成などに出てくるようなピコピコ光ってる大型のコンピュータで動く汎用機システムの開発もあります。
Web制作とはWebサイト≒ホームページの制作です。Web開発はシステムを作りますが、Web制作はデザインなど見た目や使いやすさを重視してWebサイトを作るものです。
Web開発はWebブラウザで動くシステムの開発、Web制作はホームページ制作と覚えておきましょう。
3.Web開発の受託営業とはどんなもの?
お客様の悩みを聞き出し、その解決策としてWebブラウザで動くシステムを当社で開発させて下さいと交渉するのがWeb開発の受託営業のお仕事です。
Webアプリ開発、スマホアプリ開発、PCアプリ開発、汎用機システム開発ではそれぞれ開発に使うプログラミング言語が違います。
会社やエンジニアによってどのプログラミング言語が得意かが異なるので注意が必要です。
「作れるでしょ」と思って受注して来ると大変なことになることも。
以前までは猫も杓子もJavaというプログラミング言語で開発していましたが、最近ではより早く、より簡単にというトレンドがあるため、多くのWeb会社はRuby on Rails,VueJS,AWSという構成にすることが増えています。
4.Web開発会社へ転職する際の注意
Web開発会社の受託営業は、技術者のような知識やお客様の課題を解決するコンサルティング能力も求められます。
技術がわかっていることが前提のため、ベテラン技術者がジョブチェンジするケースや、規模が小さな会社ではプロジェクトマネージャが営業も兼任するため、専任の営業を置いていない会社も少なくありません。
そして「うちはWeb開発している企業だよ!」と言いながらほとんどがSES企業であるのが実態です。Web開発してますよ!と言いながらエセ人材派遣会社が山程ある業界だから。
もちろんSES営業が無ければIT業界は成り立ちません。でも上場している大手システム開発会社でも違法でも黙認されているのも事実です。まあこれはまたいつか話します。
IT業界への転職を考えているなら自社サービス、受託開発、SESのどれなのかきちんと見極めてからにすることをおすすめします。
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